2008年7月31日 (木)

「サントリーホール」

 久しぶりにサントリーホールに「上京」し、若手のショパンを聞いた。幕間の休憩では、カウンターで500円のコーヒーと共に、1500円のグラス・シャンパンが結構出ていた。ヨーロッパのオペラハウスのようだ。安いチケットでサントリーホールの雰囲気を楽しもうという客層がシャンパンを楽しもうということになるようだ。しかし、公演後、CDを買ってアーティストのサインをもらうという列が1000人となったということで、真夏の夜、ホールの外から駐車場まで1時間も並ばされた。チケット業者が安いチケットの見返りとしてサインをえさにCDを買わせる風潮が最近あり、ピアノを習っている子供達がそれにつられるので仕方なく並ぶ親達も多いが、ホールからは締め出しを食い、待ち時間の情報も与えられず、よそ行きドレスを汗まみれにしながら待つのは本当に腹立たしい。資本主義の原点を見た思いがした。
町田や橋本の市営ホールには華やかではないが優しさがある。中村紘子さんが町田市民ホールで公演されたとき、元ボーリング場を改装したホールは異常にステージと客席が接近しているらしいが、聴衆の敏感な反応を捉えて大御所が喜んで大サービスをしてくださったことが思い出される。サイン会も市の職員が仲介して温かみのある交流の場となった。
このような優しさこそがフットパスに必要なのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月30日 (水)

「ポケモンのふるさと」

町田はポケモンのふるさとだったということが最近鶴二小に行っている娘の話からわかった。田尻智さんという人が町田で育ってそのとき昆虫博士といわれるくらい自然が好きでその生き物がポケモンの原型になったらしい。だからポケモンのモデルは町田の生き物ということになり、優しいポケモンたちは町田の生物がモデルだったのだ。
ポケモンが世界で普遍的に有名な劇画となったのは、あの独特の優しさである。その優しさこそが、町田で育まれたものであり、人柄の良い町田の風土、文化だから生まれたものだと感じている。フットパスが町田で生まれたのにも同じ背景があるような気がする。小野路をはじめ町田の自然は世界のポケモンのふるさとなのであろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月29日 (火)

「イギリスのフットパスと日本のフットパス」

 ナショナルトラストといえば、2年前のイギリス旅行で、私たちのシンポジウムで講演していただいたことがある土地購入部長のリドル部長に再会した。その日、リドル氏にナショナルトラストがアブベリーで管理しているストーンサークルに案内していただいた。ナショナルトラストの経営しているレストランやショップの実態がわかった。また近くのリッジウエイ(尾根道)という古くからのフットパスも案内していただいた。イギリスにしては暑い夏の炎天下、フットパスに辿りつくまで小1時間もかかった。彼は長袖でバードウォッチングをしながら涼しい顔をして、地主さんとの問題などフットパスやナショナルトラストに関する多くの経験を話してくださった。
フットパスの発祥地イギリスでは、全国にフットパスがはりめぐされておりそれぞれの自治体でフットパスを整備している。私もイギリスでは訪れたいくつかの町のフットパスを歩いてみた。イギリスのフットパスの写真はどれも美しくため息の出るものだし、私のような全くのしろうとまで誰が撮ってもどれも美しく仕上がるほどのフォトジェニックな景観である。しかし、実際に歩いてみたら、牧歌的な草原は実はヒツジの糞だらけだったり、木陰も予想外になかったり、快適なフットパスとばかりはいかない。
手前味噌だが、多摩のような丘陵地域や山がちの日本の景観のほうが、山や谷が次から次へと目の前に迫ってきて感動は大きいような気がする。日本のほうがいいフットパスができるかもしれない。
とボヤいていたら、昨年イギリスのフットパスを歩いてきた事務局の仲間に「あらイギリス人は歩くことそのものを楽しんでいるからあれでいいんじゃない」と言われてしまった。確かに大きな荷物を担いだ若い人々が往来するヨーロッパの「歩く文化」の伝統にはまだまだ追いつかない。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月28日 (月)

「ランブラーズ協会とナショナルトラスト」

 黒松内町の国際フットパスシンポジウムに招待されるマイク・ミルズ氏はイギリス最大のウォーキング団体であるランブラーズ協会の監察官ということである。
「歩く」といっても、英語にはいくつか段階があって、ウォークは「歩け歩け」のようなスポーツ的な歩き方、ランブルとは散歩するという意味だという。
ランブラーズ協会は、スコットランド、ウェールズなど4つの支部があり、会員数14万人、常勤スタッフ64人、ボランィア5千人、年会費25ポンド(約5000円強)。資産は持たない。70年かかっててここまで成長した。
ナショナルトラストは会員数340万、常勤4000人、ボランティア4万人、年会費40.5ポンド(役9000円)、土地や建造物の購買力もあるイギリス最大の保全団体である。1895年に創設された。
両者とも100年前、産業革命後の人間性の復活を求めた活動が元となって生まれた団体である。ランブラーズはウォーキングを通して自然への「アクセス」権を中心に活動する団体であり、ナショナルトラストは自然や歴史的建造物の「保全」を主体的に行う団体である。
 これらの団体は100年を経て今の形となった。私たちが描いている「日本フットパス協会」の将来設計と重なる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月27日 (日)

「北海道黒松内町の国際フットパス・シンポジウム」

 フットパス仲間の北海道黒松内町から国際シンポジウムのパネラーとしての招待状が送られてきた。黒松内町は北海道の渡島半島の付け根、札幌から車で南西2~3時間のところにある。ブナの北限地域として有名である。フットパスにも取り組んで5年目の節目であるということで、今年はイギリス、ウェールズ州のランブラーズ協会のマイク・ミルズ氏を招待して国際シンポジウムを行うことになったという。8月23日、24日の2日間、それぞれ2つのフットパスコースをまわりながら、午後にシンポジウムが行われる。
黒松内町は山形県長井市、甲州市勝沼と共に昨年11月の日本フットパス協会設立準備会の中核メンバーになってくださった。今回のシンポジウムへのご招待は昨年4月に私たちの多摩丘陵フットパスを訪れてくださったエコネットワークの小川さんたちのお手配である。フットパスを推進している自治体には熱心な行政とそれを支えるNPOの協働が必ず見られる。行政と市民がそれぞれの役割を担って始めてフットパスによるまちづくりが行われる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月26日 (土)

「若者と薪」

 高校1年の息子が金峰山での4日間のサバイバル学校キャンプから帰ってきた。2日目は金峰山登山、3日目は瑞牆山登山、そして後は電気なし、風呂なし、レトルトなしの薪による飯盒炊爨生活である。登山も初めて、炊事も初めて、ゲーム、携帯、電気機器なしの生活も初めて、しかもお腹の調子まで悪く、こちらも総会の準備でギリギリまで忙しく薬の用意もせずに出してやり、連絡も取れない場所なのでややもすると皆さんの足をひっぱっているのではと心配していたが、ケロッと帰ってきた。お腹も次の日には治り、往復9時間の金峰山登山もへばることもなく、飯盒炊爨も日を追うごとに上手になって何でも皆で工夫して食べたそうだ。軟弱だと思っていた若い子供達の思いがけない潜在能力を見て「土」のにおいがする日本の将来もなんとかなりそうな気がしてきた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月25日 (金)

「町田るるぶ」

町田版るるぶが出来上がったとのことで、取材協力した青桃社さんから1冊送っていただいた。雑誌中央の72ページに見開きで小野路が紹介されている。たかが2ページの内容だが、編集者と取材側の気持ちが合って美しいグラビアとなった。モデルをお願いしたご夫妻の明るさもいい彩となっている。また、60ページには3日にわたる取材で集めた小島資料館の小島館長や農家の小林さんのお話が盛りだくさんに載っていた。小島館長は、土方歳三が女性たちからの恋文と共に自慢げに送ってきた手紙を撮影に提供してくださった。
6月27日にはフジテレビの朝ワイド「はぴフル」でも里山の代表として小野路が紹介された。いつもながらの万松寺にもまして、別所の美しさが際立つ番組となって、地元の島野さんや広瀬さんたちも喜んでくださった。
 読売新聞でも知り合いの女性記者から前に取材のあった小野路の布田道が“さんぽ道”の特集本の中に加わることになったということで連絡をくださった。
最近、時代が追いついてきて、マスコミでもちょいちょいフットパスが取り上げられるようになった。そろそろ急がなくてはならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月24日 (木)

鶴川駅前公共施設建設検討会のコミュニティ部会

夕方に鶴川駅前公共施設建設検討会のコミュニティ部会が開かれました。
鶴川市民のこの公共施設に対する夢はふくらんでおり、充実した音楽ホールと図書館を備えることになりましたが、市民の一番の使い勝手を考えるのはこのコミュニィ部会です。
行政窓口を初め、交流スペース、生涯学習、ジムにいたるまでいろいろな案が出ています。
私は、お年より、お母さん、旅行者などお困りになったいろいろな方々に、できれば24時間対応できるインフォメーションがまず第一の機能ではないかと考えています。それから利便性。バス1本で鶴川駅に来て、ここで行政、銀行、そして生活必需品を買うなど用を全部足して、またバス1本で帰れるようにできれば、お年寄りや勤務帰りの方など市民には大変ありがたい施設になると思います。
いつも優しく誠意をもって対応してくれるインフォメーションや、生活しやすい機能があったら、いかにも町田らしいカラーが出るのではないかと思います。フットパスという発想も優しい町田の風土があった産物だといまさらながら思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月23日 (水)

今年度の「みどりのゆび」総会

7月20日に「みどりのゆび」今年度の総会が開催されました。
「みどりのゆび」の総会の特徴は、進士理事長を初め理事や会員の方々が暑さや雨にもかかわらず真面目にきてくださり「みどりのゆび」の進路について真剣に議論してくださることです。毎回、ホームページなどで入会してくださった新しい会員さんも来てくださいます。資金もほとんどない「みどりのゆび」がここまでこれたのはこのような方々の情熱です。本当にフットパスには人を惹きつけてやまない魅力があるのだなと感じます。やはりフットパスで甲州市勝沼の活性化に手応えを感じておられる三森さんは「魔力」であるとおっしゃっています。
 2007年11月に、町田市、山形県長井市、山梨県甲州市、そして後日北海道黒松内町が加わり、3市1町の自治体とそれを支えるNPOが、「日本フットパス協会」の設立準備会を立ち上げました。
「みどりのゆび」もこの準備会に参画しました。今年は日本フットパス協会を支える団体として新しい段階を迎えたということが総会において確認されました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年7月22日 (火)

「日本フットパス協会」

皆様ごぶさたいたしておりました。
ちょうど2年ぶりというところでしょうか。
イギリス旅行のクライマックス、ナショナルトラストご案内のフットパスの様子を写真を多く交えながらと欲張っているうちに挫折してしまいました。
今度はどうなるかわかりませんが、2年の年月を経て、私たちばかりでなく日本各地の実際にフットパスを行っている自治体やNPOが、フットパスの魅力やまちづくりの効果を他の方々にお伝えしたいということで「日本フットパス協会」を設立しようということになりました。フットパスはただ単にウォーキングを楽しむということよりも、限界集落のような何も資源を持たない消えそうな村でも活性化できる力があることがわかってきました。
フットパスの本当の魅力とは何なのか、日本フットパス協会がどのように作られていくのかを実況でお伝えできればと、再登場しました。
今度は欲張らず、少しづつフットパスについて語っていくつもりです。がんばりますのでよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«コッツウォルズ、チッピンカムデンのフットパス